American Life
初めてのアメリカ生活。私の数々の失敗や街でみつけた面白いことなどを書いていこうと思います。 面白いことを発見するアンテナを作りたいな。
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メキシコ旅行記 第2回 国立人類学博物館はワンダフル編
喧騒の街、メキシコシティ
メキシコ合衆国の首都であるメキシコシティ。ここはアステカ王国のかつての首都でもありました。アステカ王国時代は、テノチティトランと呼ばれ、テスココ湖の湖上に築かれた壮麗な大都市だったそうです。1519年スペイン人エルナン・コルテス(Hernán Cortés)のメキシコ征服により破壊され、湖は埋められ現在のヨーロッパ風の都市が築かれたと聞き驚きました。
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この湖、広さは琵琶湖の4.5倍もあるそうです。こんなに広い湖をどうやって埋め立てたのでしょうね。
実はこのメキシコシティー、埋め立て地ゆえに地盤が軟弱で地盤沈下が激しく、ひどいところでは10m以上も沈下をしているそうです。
この有名なグアダルーペ寺院も地盤沈下の影響で傾いていて、まるでピサの斜塔みたい。
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メキシコシティ(Mexico City)は英語での呼び方で、現地ではメヒコやメキシコ市を意味するスペイン語のシウダー・デ・メヒコ(Ciudad de Mexico)と呼ばれているそうです。そういえば、メキシコの航空会社でエアロメヒコという会社がありました。

ここは標高約2240メートルの高地に位置するためか、階段を少し登っただけでも息がきれます。ガイドブックにも酸素が薄いので、初日は無理をしないようにと書かれていたほどです。
徹夜明けの私たちは着いた早々すでに無理をしているような気もしましたが、そんなこと気にせずホテルへ荷物を預け、いざ観光へと出発!

メキシコシティを歩いて初めに驚いたこと、それは鳴り止まないクラクション。
街中いたるところで鳴らされるクラクションの音にこの街の活気を感じた私たち。眠気も覚めてしまいました。その音を聞いて、自分の車のクラクションの音ってどんな音なんだっけと思い出そうとしてみたものの、ほとんど鳴らしたことがないことに気がついた私。ここでは、絶対運転できそうにありません。
それから、通りには何人ものおまわりさん達の姿が。
ここでは、信号はあってないようなもの。歩行者は信号が青でもうかうかしていられません。
「ブッピッピッピピー」(私にはそう聞こえた)
というおまわりさんが吹く笛で、車はやっと止まり私たちは駆け足で通りを渡る。。。といった感じ。
車間距離もすごく狭くすぐ車同士でぶつかりそうだけど、なかなかどうしてさすがメキシコのドライバー。スルーッと自動車の波をすりぬけて走っていきます。保険に入っていない人がたくさんいるメキシコでは、たとえぶつかったとしても、「気をつけろ~」くらいで終わることも多いとか。いやはやなんともラテンの血を感じる光景でした。

国立人類学博物館
メキシコと聞くと思い浮かべるものの中にマヤ文明やピラミッドがありますよね。
各地に点在する遺跡の重要な壁画や石像は、現地の神殿内ではなく、すべてこの博物館に収められています。
メキシコ古代文明の集大成ともいえるこの博物館は、世界でも有数の規模と内容を誇るそうです。
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教科書でもお馴染みのラスコーの壁画もこの博物館にありました。

そんな世界に誇る博物館でしたが、ここではまったく英語が通じない!
覚悟をしていたものの、これほどまでとは!
英語も不自由な私だけど、ネイティブが話す英語の中には知っている単語も出てきて、なんとなく内容を推測することはできますが、スペイン語には完全にお手上げでした。でも、英語もろくに話せない私は、話せないのは普段と同じなのよと気分を変えて博物館の中へ。

博物館は2階建てで、1階は12室に分かれ、時代を追って様々な展示品がありました。メキシコの歴史を勉強するのにとってもいい博物館だと思っていたら、中には沢山の子供たちが来ていました。学校ごとにおそろいの体育着を着て2列に並んで見学している姿は日本の遠足の様子とよく似ていました。
沢山ある部屋の中でも、とくに有名な展示室を順に紹介しますね。

~~~第5室 テオティワカン~~~
テオティワカン遺跡の詳しい説明は、テオティワカン編で後ほどお伝えします。
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月のピラミッドの前に建っていた雨神チャルティトゥリクエの巨大像(オリジナル)。
私の身長の2倍くらいの大きさ。
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実物大に復元された巨大なケツァルコアトル神殿(レプリカ)
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テオティワカンの影響を受けたプエブラ郊外のチョルーラの神殿の模型。色彩がとても美しかったです。

~~~第6室 トルテカ ~~~
トルテカ文明の中心地として栄えたトゥーラ遺跡の「戦士の像」が、この部屋の主として鎮座していました。高さはなんと4,6m。遠く離れたチチェンイツァー遺跡にも似たものが残っており、トルテカ文化の影響の大きさが偲ばれます。
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後ろの足だけの像でも私の身長よりも30cmくらい高いです。なんだか小人になった気分。

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こんな小さくてかわいらしい像も。同じポーズをしてパチリ。

~~~第7室 メヒカ(アステカ) ~~~
この博物館最大の見どころ。博物館の中央部に広いスペースをとって展示してありました。
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その中心にあったのは、巨大な石に彫りこまれたアステカ暦を図形化した太陽の石
「アステカ・カレンダー」
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直径3.6mの円盤。中央の太陽神の周りにある4つの四角に囲まれた文様は、宇宙が今まで経てきた4つの時代を示しています。各時代ごとに新しい太陽が生まれ、滅び、そして現在は中央にある5番目の「太陽トナティウ」の時代であると考えられていました。
その周りにはさらに細かいモチーフが描かれていますが、それはちょうど1年365日となっています。このカレンダーをもとに正確な農耕暦に従って農耕し、その節目ごとに血の生け贄をともなう祭事をしていました。この太陽の石が作られた時代は、日本の室町時代にあたるようです。

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コアトリクエ像。大地の女神であり、死の神であり、そして他の神々を生んだ母なる神。
腹部にある切り落とされた首から、2匹の蛇となって血が流れ落ちる像は、メキシコシティで発見されました。

おどろおどろしい展示品もありましたが、こんな楽しいものも。
DSC019991.jpg題して(勝手に)踊るオオカミ。
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いろんな顔のついた笛。
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そして、主人の心をくすぐった亀おじさん。このセンス好きだなぁ。

~~~第8室 オアハカ ~~~
オアハカ地方に栄えたモンテ・アルバンとミトラ遺跡の出土品を並べながら、同地方における民族の盛衰が語られていました。
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モンテ・アルバンの代名詞となっている、「踊る人」のレリーフ。
こんなおもしろいものも。
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 あごがしゃくれたおじさん。
ライオンキングのシンバみたい。20060410145937.jpg
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動物の足がついたお皿。このセンスがたまらない。

~~~第9室 メキシコ湾岸 ~~~
メキシコ古代文明の母ともいわれるオルメカ文明を紹介する部屋。
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オルメカの巨大人頭像。その黒人的風貌からさまざまな由来説が出ています。また、なぜ繰り返しこの巨大人頭像が作られていたかも、依然謎のままなのだそう。

笑う顔の土偶たちも展示されていました。
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~~~ 第10室 マヤ ~~~
密林に住んだマヤ人は、高度な文字と数字を持っていました。特に数字は、マヤの複雑な天文学の知識を支えていました。彼らが早くから0の概念をもっていたことはよくしられています。マヤのモチーフの片隅には必ず、マヤ数字によって年代が記されているそうです。

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パレンケの碑文の神殿から発見されたパカル王の装飾品。顔の仮面はヒスイでできています。

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チチェンイツァー遺跡のチャック・モール像。このお腹にあるお皿には、生け贄の心臓を置いたそうです。

ここにもおもしろい展示品がありました。
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題して(勝手に)メキシコの雛飾り。

ここまでまわって半日が終わりました。
徹夜明けの主人は、途中で20分ほどベンチに座って仮眠をとりながら見学しないと回りきれないほど、広い博物館でした。

たくさんの子供たちが郊外学習で来ていましたが、ひとつ驚いたことがありました。
それは、日本人というか東洋人を見たことがないらしく、通しすぎる子供たちは必ずといっていいほど振り向いて顔を覗いていくこと。歩くだけで周りがざわざわして、なんだか変な気分でした。

それから、遺跡の出土品はどれも存在感のあるものばかりで、ずっとみていても飽きないくらい楽しめたことが嬉しい驚きでした。化石、遺跡、古代文明という言葉に心躍る私にまさにぴったりの博物館でした。




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