American Life
初めてのアメリカ生活。私の数々の失敗や街でみつけた面白いことなどを書いていこうと思います。 面白いことを発見するアンテナを作りたいな。
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メキシコ旅行記 第6回 青く美しいカリブの楽園 カンクン
今日はリゾート地カンクンをご紹介します。
ユカタン半島の突端、カリブ海とラグーンに挟まれた20kmの細長い洲がリゾートとして開発された
カンクンです。
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メキシコシティから飛行機で1時間半くらいなのに、少し肌寒かったメキシコシティとは違いここは半そででも暑いくらい。日差しも強く、サングラスをしないとまぶしくて目を開けているのが大変でした。

さあ青空のまぶしい空港から、いざホテルへ!
ホテルへ向かう道沿いには、たくさんのトラックが走っていました。
昨年の秋にカンクンはハリケーンで大きな被害を受け、その影響でまだ多くのホテルが営業していません。空港から私たちのホテルへ向かう道には大きなトラックが行き交い、ホテルの建設現場を沢山見ました。夏のトップシーズンに営業が再開できるように今急ピッチで作業をしているということです。
思った以上にまだ復興していない様子を見て、少し心配になりながらホテルへ到着。

でも、ホテルに着いてロビーに入るとこんな光景が目の前に広がりました。
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感激して写真にパチリ。
そんな私たちに従業員の方がトロピカルなウェルカムドリンクをサービスしてくれて、また感激。
こんなに遊びまわっていてすみません。しっかり勉強と家事をしなくちゃばちが当たりますね。怠けていた日々を反省しました。

私たちの泊まったホテルは、オールインクルーシブというシステムがありました。これは、欧米のリゾートではポピュラーなもので、ホテル代金に食事代、ドリンク代、貸タオル代、マリンスポーツ〈モーターを使用しないもの)、チップなどがすべて含まれていて、ホテルに滞在中は財布を持ち歩かなくても、好きなときに好きなだけ飲食ができるというとても便利なシステムです。

そんなホテルでは、チェックインのときにこんなものを手首につけてもらいます。
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これがついていると滞在客だと分かるので、チェックアウトのときまで腕につけておいたままにしておきます。気になるお値段ですが、ツインルーム2泊で 353.92ドル(税込み)でした。食事代や飲み物代も含まれてこの値段なので、かなりお得でした。飲み物はソフトドリンクはもちろん、ワインやビール、いろいろなカクテルを楽しむことができました。
節約旅行の私たちでも泊まれる値段なのに、オールインクルーシブのホテルを探し当てた主人に感謝♪
ちなみにホテルの名前は、オアシス・ビバ。
歩いてショッピングセンターや日本の観光会社へ行けるので大変便利でした。
もしこれから行かれる予定のある方にぜひお勧めしたいホテルです。

ホテルの部屋からもこんなに綺麗な海が見えました。
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さあ、いよいよビーチへ。
目の前に広がる澄み切ったコバルトブルーのカリブ海は、太陽のかけらがこぼれ落ちているかのようにキラキラと反射し、小さな小さな砂となったサンゴは素足に優しい白浜になって海へと誘ってくれます。
そして、ヤシの木が風を受け、深いグリーンの葉をゆらし、時間がゆるやかに流れるまさにパラダイス。。そんな素敵な風景が広がっていました。
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私たちは、ジェットスキーとバナナボートに初挑戦~!
ジェットスキーは二人乗りで、40分間(10分おまけ)交代で運転しました。一応運転できる範囲は決まっているものの、かなり沖の方まで行くことができて面白かったです。私はターンするときにバランスをとるのが難しくて苦労しましたが、主人はすぐにマスターしたようでちょっと悔しかったです。
バナナボートは走り始めると意外に安定感があって、景色も楽しめました。
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ホテル内には6つレストランがあり、1つを除いて思いのほか美味しくて嬉しかったです。まだ復興中のカンクンでは、ホテルの外のお店はまだ営業を再開している店が少なくて、すべてホテルで食事を済ませられるのはとてもありがたいことでした。
最後の夜はちょうどメキシカンダンスショーがあり、食事をしながら鑑賞することができました。
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ここは、長期間滞在してのんびりして過ごすのが一般的な滞在スタイルのようですが、2日と半日滞在予定の私たちは、ぼ~としているのがもったいなくて、ここから1時間半のチチェンイツァー遺跡にも行きました。

それはまた後ほど!


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メキシコ旅行記 第5回 やっぱり本場の料理は最高!編
今日はメキシコ料理のご紹介♪
アメリカでは、メキシコ料理はとってもポピュラーです。タコスやナチョスなど街中いたるところで手に入り、手軽に食べられます。学食の中にもメキシコ料理屋さんがあったり、スーパーにも材料があったりするほどです。
日本にいたときにはほとんど食べたことがなかったメキシコ料理も、こちらでは食べる機会が多く美味しいので、お気に入りになっていました。
でも、メキシコ人に言わせると、そんなのはメキシコ料理じゃないと十人が十人、口をそろえて言います。特に、タコスのチェーン店、主人の好きなタコベルのタコスは邪道中の邪道のようです。

その言葉がメキシコへ来て初めて分かりました。
今までタコスだと思って食べていたのは、アメリカナイズされた違う料理だったと!

タコス編
これぞ本場のタコスです。こちらの皮は厚くて鉄板焼きのようにしっかり火が通されています。皮が薄くてあまり火が通っていない生のようなアメリカのものとは違います。また、アメリカのタコスの具は汁気が多くてボタボタ垂れてきたり、皮がべチョべチョになってしまうのに、こちらのものは汁気がないので最後まで皮の美味しさが変わりません。真ん中にある緑色のものはアボカドとグリーンペッパーのサルサです。
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メキシコシティのタコスのチェーン店にて。

タコスの皮はトルティーヤといいます。メキシコを代表する軽食で、具やソースは様々あります。特にパストールという豚肉はとっても美味しかったです。こちらの駐在員たちが日本に帰るときに何が寂しいかというと、口を揃えてこのお肉が食べられなくなる事と言うそうです。
そのパストール、写真ではスライスしたパイナップル、玉ねぎのみじん切り、コリアンダー、トマトがのっている右側の真ん中のお肉です。これはパストールタコス(tacos al pastor)と呼ばれ、メキシコで最もポピュラーなタコスみたいです。

このパストール、こんな姿で焼かれています。
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オーダーを受けると、店員さんがナイフでトルティーヤの上にスライスしてくれます。一番上にあるのはなんとパイナップル!もちろんあったかいパイナップルです。これが合うんですよ~。

Pastor(パストール)はachiote(アチョーテ)と言う木の実から出来た粉と色々な香辛料などをミックスした物を豚肉に付けて味付けしているようです。まるでトルコのケバブかブラジルのシュラスコの様に棒に肉を重ねて刺し火で炙っています。
お好みでタコス用サルサ(ソース)を加えて食べますが、お肉に十分味がついているので、そのままで美味しいです。
アメリカンタコスとは違い、肉の味を十分に楽しめます。

サルサとメキシコのビール
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料理を頼むといろいろな種類のサルサが運ばれてきます。

美味しかったお店ごとの料理の紹介編
      メキシコシティ 「ファンダ・エルレフヒオ」
スタッフの対応がよく、英語が通じるところがとってもよかったです。隣のテーブルのカップルはドレスを着ていたのに、私はチノパンにスニーカー。お店の皆様、失礼いたしました。
メキシコの最高傑作のソースを使ったボージョ・エン・モーレ                                   DSC020531.jpg

写真では分かりにくいのですが、このモーレソース、真っ黒な色をしています。
イカ墨ではありませんよ、なんとチョコレートの色なんです!
柔らかく煮込んであるチキンにチョコレート、想像つかない取り合わせですよね。
このモーレ、数種類の唐辛子にアーモンド、シナモン、チョコレートなどをまぜたメキシコ料理の最高傑作と言われるソースです。

そんなことを聞いたら、トライしなくちゃと思った私たち。
でもこのソース、大変にくせものなのです。はじめは唐辛子がピリッと辛く、しかもイメージとちがってそれから苦くなり、美味しいの?と聞かれると返答に困ります。主人の口にはあったようなので、メキシコの最高傑作とだけお伝えしておきましょう。

チュレータ・デ・セルド
豚のロース肉を、トマトや唐辛子のサルサで煮込む、プエブラ地方の一般的な家庭料理。  20060417025054.jpg
 これはなかなかいけました。

そして、最後はこんなスイーツをサービスしてくれました。 DSC020541.jpg
棒の先に飴がついていて、お湯の中に入れて水あめみたいに溶かして食べるみたいです。隣のカップルも口から飴をニューと伸ばしながら食べていました。会計を頼むとあわてて持ってきてくれたので、焼肉屋さんで最後に飴やガムをサービスしてくれるのと同じようなものでしょうか。

      バジャドリ 
ユカタン半島にあるコロニアル都市です。カンクンから車で1時間半くらいの所にあります。

ツアーで行ったレストラン(名前はわかりません。ごめんなんさい)                    DSC023591.jpg

米の入ったコンソメスープ
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あっさりした味付けで美味しかったです。
コヨビビル
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チキンをバナナの葉で包んで蒸した料理。こんな大きなお肉もぺロリと食べられるほど、口にあいました。上に乗っているピンクの紅しょうがみたいなものは、らっきょうみたいな味がしました。サルサの一種です。
トップチェック (メキシコ風 ビフテキ)
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こういう薄切りのお肉はアメリカでは売っていません。

       カンクンのオアシス・ビバホテルのレストラン
アサーテッド グリル
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ここはカリブ海に面しているので、新鮮な海の幸が美味しかったです。この魚介プレートは素材の味が生きていて、また食べたい味。

テキーラ編
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いろいろなテキーラが売られていました。この左側の瓶、そこの方になんとこんなものが入っていました!!!(食事中の方、ごめんなさい)
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そうです、なんとイモムシが入っています。これは、メスカルというテキーラで、品質保証の意味合いで入っているそうです。なぜかと言うと、もし水などの混ぜ物が入っていたら、イモムシはボロボロになってしまうからです。
ドングリオ
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我が家へのおみやげでドングリオのミニボトルを買いました。添乗員さんおすすめのテキーラでした。

テキーラのおすすめの飲み方で面白いなと思ったのは、次の3つです。
1.冷凍庫にいれる。凍らずトロトロになる。添乗員さんのお気に入りの飲み方。
2.お湯割り。梅干をつぶして入れると美味。
3.ジャスミンティー割り。
私たちもいつか挑戦してみようと思います。

メキシコ旅行記 第4回 テオティワカンは素晴らしい後編
太陽のピラミッド
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高さ65m、底辺の1辺が225mの巨大な神殿です。テオティワカンの中では最大の建築物で、世界でも3番目の大きさを誇ります。ここは宗教儀礼のため建造され、平坦な頂上には以前神殿が建っていたと考えられています。
それから、後ろの山の稜線とピラミッドの形が似ていると思いませんか?
周囲の丘や山には神々が眠ると考えられていたそうで、ピラミッドもその形に似せて作ってあるのです。月のピラミッドもしかり。背後の山の稜線にそっくりでした。
こちらの階段数は248段!さぁ、広い死者の道を歩いて登頂するぞ!
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またまた急な階段を登っていきます。今日は沢山の子供たちが遠足?で来ていて、とってもかわいかったです。東洋人は見たことがないらしく、ここでも通り過ぎると必ず顔をのぞいていきます。
ほらほら、前を向いて登らないと危ないよ。
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まるで三角定規。向こうは降りる道でしょうか。

やりました!登頂成功です。
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頂上には2cm×1cmくらいの金属が埋め込まれていました。なんでも、ここにはピラミッドのエネルギーが集中していて、これを触るとそのエネルギーをもらえるとのこと。もちろん、さっそく私もタッチ!周りにいるのは一緒に登っていた子どもたち。取り巻き見たいにずっと私たちの周りを囲んでいます。そうこうするうちに、かわいい女の子たちが写真を撮っていいかとたずねてきました。初めは私たちだけを撮ろうとするので、一緒に入ってもらって記念にパチリ。
なんだかちょっと照れるなぁ。20060415120813.jpg
後ろに見えるのは、さっき登った月のピラミッドです。こちらでは、「ベストキッド」というハリウッドの空手映画がとても人気があって、日本人はみんな空手をやっていると思われているそうです。
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さあ、もうすぐ集合時間になります。いそいで帰らないと!のんびりしていたので、急がないと間に合わないかもしれません。下にいる人が米粒みたいに小さく見えて怖かったです。急いで降りていったからか、集合場所についた時にクラッときて思わずうずくまってしまいました。心配かけちゃったなぁと思って起き上がっても、誰も気づかずお土産ものやさんたちと話し中。ホッとしたような、ちょっとさみしいような。。。ピラミッドパワーはどこにいってしまったのかしら。。。
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これが正面から見た太陽のピラミッド。顔みたいな模様になっていました。手前の道は駐車場から続いている道で、おみやげものやさんが並んでいました。

帰り道にテキーラの原材料をパチリ!
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代表的なカクテルと言えばマルガリータですよね。テキーラは原材料に特徴があります。竜舌蘭(リュウゼツラン)という植物を使いますが、その中でアベガ・アスール・テキラーナと言う3種類の竜舌蘭を使い、しかもメキシコの特定地域で作られたものだけにテキーラという名前をつける事が許されています。
16世紀の大航海時代に中央アメリカはスペインによって征服されました。スペイン人達は現地の人が竜舌蘭で作っていた地酒をヒントに自ら蒸留酒を作り出しました。それがテキーラです。テキーラはアメリカでは人気がありますが、日本ではイマイチ人気がありませんね。 テキーラ=強いアルコールというイメージが日本にはあるようです。
私もしかり。あんまり飲んだことはありませんでしたが、その美味しさに驚きました(私は酒豪ではありません、たしなむ程度です~)。

では、次回の食事編をお楽しみに(^^)/
メキシコ旅行記 第3回 テオティワカンは素晴らしい前編
いざ、テオティワカンへ!
滞在2日目は日本人ガイドによるテオティワカンツアーに参加しました。
やっぱり母国語はいいですね♪
内容を全部理解できるなんて、頭が良くなったような錯覚まで起こります。
いつもはどこへ行っても英語ガイドなので、内容の半分も理解できない私。理解できた単語から想像をふくらませて理解したつもりになるという、なんともガイドのしがいのないゲストです。想像力は少しは鍛えられたかな。
さて、迎えに来たワゴン車に乗ってテオティワカンへレッツゴー!

ラテンアメリカ最大の都市遺跡 テオティワカン

テオティワカン(Teotihuacan)は、メキシコシティ北東約50キロの地点にあり紀元前2世紀から8世紀まで存在した巨大な宗教都市遺跡です。当時の新大陸では最大規模を誇っていました。
ここは極めて計画的に設計された都市で、太陽のピラミッド、月のピラミッドそして南北5キロにわたる道(「死者の道」)が基点となり各施設が配置されています。面積は約20平方キロメートルあります。
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月のピラミッドからの眺め。左側にあるのが太陽のピラミッドで、真ん中が死者の道。

最盛期には、10万~20万人が生活を営み下水網も完備されていました。
これを当時のヨーロッパと比較してみると、コンスタンティノープル(現イスタンブール)以外は人口2万人以上に達する都市はみられないそうなので、いかにこの都市が大きかったかが分かりますよね。
350年から650年の間に繁栄の頂点に達し、メソアメリカの中心的都市として機能していましたが、ここを建設したテオティワカン人はどこから来たのか、そして、8世紀頃の謎の滅亡とともにどこに消えてしまったかは今も解明されていません。
テオティワカンとは、「神々の都市」という意味で、これは後にこの地にやってきたアステカ人が命名しました。
またここは、古代都市テオティワカンとして、1987年に世界遺産(文化遺産)に登録されています。

ジャガー宮殿
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中庭の周りにある3つの部屋のうちの1つ。この赤い色はオリジナルで、サボテンにつくコチニージャという虫をつぶして作ったそうです。遺跡のいたるところで使われているこの赤色。いったいどのくらいの虫を捕まえたのでしょう。

ケツァルパパロトルの宮殿
テオティワカンで最も完全に近い修復をみた建造物のひとつ。
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中央に階段がありますよね。その階段の前で手を叩くと「キューンキューン」(私にはそう聞こえた)
という音がします。この階段は、ケツァル鳥の鳴き声みたいに反響するように造られています。ケツァル鳥とは、5月から9月の雨季にこの地方を訪れる鳥で、この鳥が訪れるようになると雨が降るということから、雨を運んでくる鳥と考えられていました。そのため、この遺跡のあちこちでこの鳥をモチーフにしたレリーフが見られます。

月のピラミッド
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テオティワカン遺跡では2番目に大きなピラミッド。高さ42m、底辺150m×130mで、350年頃に造られました。ご覧のように頂上まで登ることができます。空気が薄い高地ですが、1時間の自由時間を利用して2つのピラミッドに登りました。

まずは月のピラミッドに登るぞ!
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下の方にある階段を登ります。とっても急でまるで壁みたい。
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               平らなところで一休みした後、また出発!
「ゼエゼエ。。。」
空気が薄いからかすぐに息がきれます。
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頂上までもうすぐ!昔は石が積み上げられ、平らな頂上に木造の神殿が建っていたそうです。

やったぁ、登頂しました~!
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こんな絶景が見られるなんて、頑張った甲斐がありました。

喜びをかみ締め、今度は太陽のピラミッドを登るため、階段を下りていきます。ところが!
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階段は、24.5cmの私の足より少し長いだけの幅しかありません。もし滑ったり、つまづいたりしてしまったらどこまで落ちていくんだろうと考えるとゾーっとします。手すりがあってよかった。

メキシコ旅行記 第2回 国立人類学博物館はワンダフル編
喧騒の街、メキシコシティ
メキシコ合衆国の首都であるメキシコシティ。ここはアステカ王国のかつての首都でもありました。アステカ王国時代は、テノチティトランと呼ばれ、テスココ湖の湖上に築かれた壮麗な大都市だったそうです。1519年スペイン人エルナン・コルテス(Hernán Cortés)のメキシコ征服により破壊され、湖は埋められ現在のヨーロッパ風の都市が築かれたと聞き驚きました。
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この湖、広さは琵琶湖の4.5倍もあるそうです。こんなに広い湖をどうやって埋め立てたのでしょうね。
実はこのメキシコシティー、埋め立て地ゆえに地盤が軟弱で地盤沈下が激しく、ひどいところでは10m以上も沈下をしているそうです。
この有名なグアダルーペ寺院も地盤沈下の影響で傾いていて、まるでピサの斜塔みたい。
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メキシコシティ(Mexico City)は英語での呼び方で、現地ではメヒコやメキシコ市を意味するスペイン語のシウダー・デ・メヒコ(Ciudad de Mexico)と呼ばれているそうです。そういえば、メキシコの航空会社でエアロメヒコという会社がありました。

ここは標高約2240メートルの高地に位置するためか、階段を少し登っただけでも息がきれます。ガイドブックにも酸素が薄いので、初日は無理をしないようにと書かれていたほどです。
徹夜明けの私たちは着いた早々すでに無理をしているような気もしましたが、そんなこと気にせずホテルへ荷物を預け、いざ観光へと出発!

メキシコシティを歩いて初めに驚いたこと、それは鳴り止まないクラクション。
街中いたるところで鳴らされるクラクションの音にこの街の活気を感じた私たち。眠気も覚めてしまいました。その音を聞いて、自分の車のクラクションの音ってどんな音なんだっけと思い出そうとしてみたものの、ほとんど鳴らしたことがないことに気がついた私。ここでは、絶対運転できそうにありません。
それから、通りには何人ものおまわりさん達の姿が。
ここでは、信号はあってないようなもの。歩行者は信号が青でもうかうかしていられません。
「ブッピッピッピピー」(私にはそう聞こえた)
というおまわりさんが吹く笛で、車はやっと止まり私たちは駆け足で通りを渡る。。。といった感じ。
車間距離もすごく狭くすぐ車同士でぶつかりそうだけど、なかなかどうしてさすがメキシコのドライバー。スルーッと自動車の波をすりぬけて走っていきます。保険に入っていない人がたくさんいるメキシコでは、たとえぶつかったとしても、「気をつけろ~」くらいで終わることも多いとか。いやはやなんともラテンの血を感じる光景でした。

国立人類学博物館
メキシコと聞くと思い浮かべるものの中にマヤ文明やピラミッドがありますよね。
各地に点在する遺跡の重要な壁画や石像は、現地の神殿内ではなく、すべてこの博物館に収められています。
メキシコ古代文明の集大成ともいえるこの博物館は、世界でも有数の規模と内容を誇るそうです。
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教科書でもお馴染みのラスコーの壁画もこの博物館にありました。

そんな世界に誇る博物館でしたが、ここではまったく英語が通じない!
覚悟をしていたものの、これほどまでとは!
英語も不自由な私だけど、ネイティブが話す英語の中には知っている単語も出てきて、なんとなく内容を推測することはできますが、スペイン語には完全にお手上げでした。でも、英語もろくに話せない私は、話せないのは普段と同じなのよと気分を変えて博物館の中へ。

博物館は2階建てで、1階は12室に分かれ、時代を追って様々な展示品がありました。メキシコの歴史を勉強するのにとってもいい博物館だと思っていたら、中には沢山の子供たちが来ていました。学校ごとにおそろいの体育着を着て2列に並んで見学している姿は日本の遠足の様子とよく似ていました。
沢山ある部屋の中でも、とくに有名な展示室を順に紹介しますね。

~~~第5室 テオティワカン~~~
テオティワカン遺跡の詳しい説明は、テオティワカン編で後ほどお伝えします。
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月のピラミッドの前に建っていた雨神チャルティトゥリクエの巨大像(オリジナル)。
私の身長の2倍くらいの大きさ。
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実物大に復元された巨大なケツァルコアトル神殿(レプリカ)
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テオティワカンの影響を受けたプエブラ郊外のチョルーラの神殿の模型。色彩がとても美しかったです。

~~~第6室 トルテカ ~~~
トルテカ文明の中心地として栄えたトゥーラ遺跡の「戦士の像」が、この部屋の主として鎮座していました。高さはなんと4,6m。遠く離れたチチェンイツァー遺跡にも似たものが残っており、トルテカ文化の影響の大きさが偲ばれます。
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後ろの足だけの像でも私の身長よりも30cmくらい高いです。なんだか小人になった気分。

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こんな小さくてかわいらしい像も。同じポーズをしてパチリ。

~~~第7室 メヒカ(アステカ) ~~~
この博物館最大の見どころ。博物館の中央部に広いスペースをとって展示してありました。
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その中心にあったのは、巨大な石に彫りこまれたアステカ暦を図形化した太陽の石
「アステカ・カレンダー」
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直径3.6mの円盤。中央の太陽神の周りにある4つの四角に囲まれた文様は、宇宙が今まで経てきた4つの時代を示しています。各時代ごとに新しい太陽が生まれ、滅び、そして現在は中央にある5番目の「太陽トナティウ」の時代であると考えられていました。
その周りにはさらに細かいモチーフが描かれていますが、それはちょうど1年365日となっています。このカレンダーをもとに正確な農耕暦に従って農耕し、その節目ごとに血の生け贄をともなう祭事をしていました。この太陽の石が作られた時代は、日本の室町時代にあたるようです。

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コアトリクエ像。大地の女神であり、死の神であり、そして他の神々を生んだ母なる神。
腹部にある切り落とされた首から、2匹の蛇となって血が流れ落ちる像は、メキシコシティで発見されました。

おどろおどろしい展示品もありましたが、こんな楽しいものも。
DSC019991.jpg題して(勝手に)踊るオオカミ。
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いろんな顔のついた笛。
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そして、主人の心をくすぐった亀おじさん。このセンス好きだなぁ。

~~~第8室 オアハカ ~~~
オアハカ地方に栄えたモンテ・アルバンとミトラ遺跡の出土品を並べながら、同地方における民族の盛衰が語られていました。
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モンテ・アルバンの代名詞となっている、「踊る人」のレリーフ。
こんなおもしろいものも。
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 あごがしゃくれたおじさん。
ライオンキングのシンバみたい。20060410145937.jpg
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動物の足がついたお皿。このセンスがたまらない。

~~~第9室 メキシコ湾岸 ~~~
メキシコ古代文明の母ともいわれるオルメカ文明を紹介する部屋。
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オルメカの巨大人頭像。その黒人的風貌からさまざまな由来説が出ています。また、なぜ繰り返しこの巨大人頭像が作られていたかも、依然謎のままなのだそう。

笑う顔の土偶たちも展示されていました。
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~~~ 第10室 マヤ ~~~
密林に住んだマヤ人は、高度な文字と数字を持っていました。特に数字は、マヤの複雑な天文学の知識を支えていました。彼らが早くから0の概念をもっていたことはよくしられています。マヤのモチーフの片隅には必ず、マヤ数字によって年代が記されているそうです。

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パレンケの碑文の神殿から発見されたパカル王の装飾品。顔の仮面はヒスイでできています。

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チチェンイツァー遺跡のチャック・モール像。このお腹にあるお皿には、生け贄の心臓を置いたそうです。

ここにもおもしろい展示品がありました。
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題して(勝手に)メキシコの雛飾り。

ここまでまわって半日が終わりました。
徹夜明けの主人は、途中で20分ほどベンチに座って仮眠をとりながら見学しないと回りきれないほど、広い博物館でした。

たくさんの子供たちが郊外学習で来ていましたが、ひとつ驚いたことがありました。
それは、日本人というか東洋人を見たことがないらしく、通しすぎる子供たちは必ずといっていいほど振り向いて顔を覗いていくこと。歩くだけで周りがざわざわして、なんだか変な気分でした。

それから、遺跡の出土品はどれも存在感のあるものばかりで、ずっとみていても飽きないくらい楽しめたことが嬉しい驚きでした。化石、遺跡、古代文明という言葉に心躍る私にまさにぴったりの博物館でした。





メキシコ旅行記 第1回 メキシコへ向かう編
待ちに待った春休み!
3月の最終週から4月3日までの一週間ちょっとの春休みに、二人でメキシコへ行ってきました。
機内泊一泊を含め、5泊6日の旅。
中米は初めてで食事や治安など心配だったけど、食事は美味しいし、治安も良くてとっても楽しい旅行になりました。こんなに楽しめるところだとは思っていなかったので、あまりの嬉しさに写真を取りまくり、その数なんと400枚!
自己最高記録を樹立してしまいました(^^)

旅行行程は以下のとおりです。
1日目 サンフランシスコ→メキシコシティ
2日目 メキシコシティ(国立人類学博物館、チャプルテベック城観光)
3日目 世界遺産テオティワカン遺跡、市内観光
4日目 メキシコシティ →カンクン(ビーチで泳ぐ) 
5日目 世界遺産チチェンイツァー遺跡、バジャドリ観光
6日目 カンクン(ビーチで泳ぐ)→サンフランシスコ

いつものように予約を取るまでは我が家が旅行代理店と化し、夜な夜な二人で旅行行程作り。
私は航空券の値段や時間を調べ最安値の便を探す一方、主人は安くて便利なホテル探し。
そんな訳で、サンフランシスコを夜中に出発する安い便でメキシコに向かうことに。
翌朝5時半着の便でその後一日観光する予定だけど、機内で果たして眠れるのか?と一抹の不安を抱きながら空港に向かった私たち。
案の定、二人とも仮眠程度しか眠れず徹夜明けの状態でまる一日観光することになってしまいました。その日は予定を少し早く切り上げてホテルに帰って休んでからでないと夕食に出掛けられないほど疲れてしまった私たち。気分は学生のままの二人ですが、どうやらいつまでも学生の頃と同じようには体がついていかないようです。

私たちの使ったメキシカーナ航空は、日本同様綺麗にお化粧したスチュワーデスさんたちが乗り込み、機内では真夜中の便なのに機内食まで久しぶりに出てきて感動しました。
そんなことなんで感動するの?と思うでしょ。日本では当たり前の機内食&飲み物サービス。
でも、合理的なアメリカの航空会社ではまったく違って、初めの頃は驚いたりお腹がすいたり。。。
国土の広いアメリカでは、飛行機もバスと同じような感覚で使っています。バスでは乗る前にお弁当を買っておいたり、腹ごしらえをしておいたりしますよね。それと同じ。こちらの国内線では、飲み物サービスのみ、いえその飲み物も出なかったり、途中でなくなったから終わりましたなんてそっけない返事だったり。一度は最後列に座っていた私たちの後ろで、離陸から着陸まで飲み物サービスはおろか、ずーーとスチュワーデスさんたちがおしゃべりしていて終わったなんて飛行機もありました。
お腹がすいた時は飛行機によってはお菓子セット(ビスケットなどが入っている)を5ドルとかで売っているのでそれを購入するのです。それから、機内で見る映画。日本だとヘッドホンは座席に置いてありますよね。ところが、です。こちらではそれも2ドルくらいお金を払わないと渡してもらえません。
最後は、私たちがよく利用する航空会社の制服。それはまさにアメリカン。上はポロシャツに下はチノパン、足元はスニーカーといういでたちです。経費を削減している分、航空券が安いのかな。
初めはそんなことは全然知らなくて、機内食を楽しみに搭乗した私たち。ところが夕食の時間なのに何も食べるものが出てこなくて、お腹がすいて眠れなかったなんて失敗もありました。
今ではそんなそっけないサービスにもすっかり慣れましたが、思いがけず懐かしい行き届いたサービスを受けて、心温まった旅のスタートでした。

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